韓国の政府系シンクタンクが2015年夏に公開したラジオの利用動向調査によると、ラジオの主なリスナーは30代以上だった。10代のラジオ利用経験率は毎年急激に減少していて、週に1度以上ラジオを聴く割合は2012年10.8%から2014年5.8%にまで落ちた。20代でも2012年18.9%から2014年11.1%に落ちている。
一方で、ラジオを週1回以上聴いていると答えた10〜50代男女のラジオの聴取時間はどんどん伸びている。スマートフォンを利用したラジオの聴取時間は2012年1日平均54.5分から2014年同77.3分に増加した。
IoT(Internet of Things、全てのものがインターネットにつながる)の時代になってから、韓国ではラジオが聴ける冷蔵庫も登場した。サムスン電子は2016年1月、米ラスベガスで行われた家電展示会CES2016 で展示した「ファミリーハブ冷蔵庫」は、冷蔵庫のドアに21.5インチのタッチパネルとスピーカー、ネットワーク機能を取りつけた。アプリケーションをインストールしてラジオを聴いたり、音楽ファイルを再生したり、スマートテレビとつなげて映像を見たり、他の家電を制御したり、家族写真やメモを掲載したりといったことができる冷蔵庫である。韓国の主婦はキッチンで料理をしながらラジオを聴くのが好きなのかもしれない。時代は変わってもラジオはまだまだがんばっている。