13日に閉幕した核保安サミットで話題になった「核鑑識」。世界中のウランやプルトニウムを特定し、データベース化することで核物質などを製造・利用する国に管理責任を負わせるシステムで、核がテロリストなどに流出するのを防ぐことに大きな役割を果たすと期待されています。
鳩山首相も今回の核サミットで核鑑識の確立に向けた技術協力を表明しましたが、普天間問題のせいで外国メディアから「ダメ総理」としか見られなかったため、日本の重要な貢献は残念ながら世界からは注目されずじまいでした。
核鑑識については、本誌が昨年3月に掲載したハーバード大のグレアム・アリソン教授の寄稿記事で詳しく解説しているので、ぜひご一読を。アリソン氏は核拡散問題の権威で、クリントン政権では国防総省で旧ソ連圏の核削減に取り組んだ経験もある人物。長めの記事ですが、今後の核問題を読み解く上で欠かせない情報です。
──編集部・横田 孝