それに対して私はアメリカの例を挙げた。アメリカでは現状、リスクを起こす人たちと技術を開発する人たち、国を運営する人たちがつながっている。
この環境では日本が考える仕組みは無意味だ。世界のどこかでルールなき生成AIの開発がされれば、他国のルールは「イノベーションの障害」と言われてしまう。競争力を考えたら、そのルールを維持することは非常に難しい。
新しい技術で開発されたサービスやモノを「イノベーション」と呼びがちだが、倫理を無視したサービスやモノはむしろ退行ではないかと私は思う。技術の開発スピードが人間のリスク分析能力をはるかに超えているのが、今の時代の最大の問題だ。

2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
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