■インデックス型と米国株が引き続き人気

2位の、同じく三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」にも2兆円を超える資金が集まっています。インデックス型としてオルカンに次ぐ規模の投資信託で、アメリカの代表的な指数である「S&P500種指数」に連動します。

アメリカは先進国の中でも人口の増加が見込まれており、GAFAMなど巨大テクノロジー企業も多く、株主還元にも積極的です。長期ではS&P500などの指数も右肩上がりとなっており、世界の時価総額のおよそ6割を占めるなど、資金が集まりやすい点が魅力につながっています。

■日本株への資金流入は限定的

これに対して、現在の株高で関心が集まっているとはいえ、日本株への資金流入はまだ限定的です。日本株に投資するタイプの投資信託でトップにあるのは、こちらも三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)」。流入額は946億円で、全体では上位20位にも入っていません。

長らく日本株は値上がりしてこなかったイメージが依然として根強く、まだまだ個人の関心は海外に向いています。

広がるアクティブ支持と、毎月分配への根強いニーズ

全体3位はインベスコ・アセット・マネジメントの「インベスコ世界厳選株式オープンF(毎月決算型)《世界のベスト》」。そして5位には、フィデリティ投信の「フィデリティ・グロース・オポチュニティF Dコース毎月決算予想分配金提示型F」という投資信託が入りました。

この2つの投資信託には、ある2つの共通点があります。

■アクティブ型への理解が広がる

世界各国の株式に投資する点はオルカンなど上位2つの投資信託と同じですが、それらが指数に連動するように運用するインデックス型であるのに対して、この2つはファンドマネジャーが銘柄を調査・厳選し、選別投資するアクティブ型の投資信託です。

アクティブ型は、インデックス型に比べて人件費や調査費などがかかるため、管理コストが高めに設定されることが多いです。また、プロのファンドマネジャーであっても、運用成績で毎年安定的にインデックス運用に勝ち続けるのは困難、と言われています。

それでも、インデックス型とは異なる値動きになることや、運用会社の実績や運用方針に共感して、アクティブ型への理解が広がってきたことがうかがえます。

人気が再燃しつつある毎月分配型