グリーンポイント・キャッツのベッキー・ウィズダム代表は本誌に対し、この店とは何年も前からかかわってきたと打ち明けた。
同団体は病気やけがをした猫、家を失った猫を保護しながら、地域の猫たちをサポートしている。
「ジミーは直近でかかわった猫で、子猫の時に連れて来られた」とウィズダムは説明する。「痛み止めを与えて毎日口をすすぐ必要があり、回復に数週間かかった。口と歯茎に重度の炎症を引き起こす口内炎の可能性もあったので、経過観察も必要だった。口内炎は成長につれて治ることもあれば、歯の手術や洗浄が必要になる可能性もある」
店員の男性が、もうジミーの面倒を見たくないと言い出したのはそんな時だった。
「彼は、友達がペルシャ猫をくれると約束したのでジミーはもういらないと言った。ジミーに戻ってきてほしくないもう一つの理由は、この子の健康問題だった」(ウィズダム)
ニューヨークの街角の小さな店やデリにいる看板猫は「ボデガキャット」として有名だ。カウンターや棚の上など居心地のいい場所を見つけてくつろぎ、客を出迎え、ネズミも追い払ってくれる。
2025年にはボデガキャットの保護を求める草の根キャンペーンが展開されて法案が提出された。店に猫がいることを認め、ワクチンや定期健診といった基本的な世話を受けさせる狙いで、小売店で暮らす猫の健康と安全基準の確立も目指している。
生後9カ月のジミーは今、新しい飼い主を探している。「幸いなことに、口内炎は治り、炎症もかなり収まったので、歯の洗浄や手術は必要ないと思う」とウィズダムは言い、「この子は愛想が良くて人懐こい猫なので、ほかの猫や犬とさえ仲良くできる」と付け加えた。
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