ヤヌス猫の名は、1つの体と1つの頭に2つの顔を持つローマ神話の「ヤヌス神」にちなんで動物学者のカール・シューカーが命名した。
動画は440万件以上の「いいね」を集め、再生数は460万回を超えている。
米詩人ローラ・ギルピンの有名な詩「双頭の子牛」を引用したコメントも書き込まれた。双頭の子牛が生まれて母牛と共に穏やかな時を過ごし、やがて農場主が気づくという詩だった。
「だが今宵、彼は生き、北の牧場で母と一緒にいる。それは完璧な夏の夕べ。果樹園の向こうに月が昇り、草原を風が渡る。彼が空を見上げると、そこにはいつもの2倍の星がある」
ユーザーの間では、この子猫が生き続けられるかどうかが議論になった。「ただの突然変異だから、きっと生きられる。最初は授乳に助けが必要かもしれないけれど、きっと長生きできる」という声もあれば、「できることは何もない。安らかにしてあげて。生きられないかもしれない」という声も。
「ヤヌス猫のほとんどは生まれて1日で亡くなってしまうけれど、生き抜く子もいる!」というコメントもあった。
飼い主のムサは「獣医師には既に連絡した。何かできるかもしれない」とキャプションに書き込んでいた。
しかし悲しいことに、ムサは本誌に対し、2つの顔を持つ子猫はいずれ安楽死させなければならないだろうと獣医師に告げられたと打ち明けた。「母猫と(ほかの)子猫たちは元気にしている」という。
ヤヌス猫は、母猫のお乳を飲むことが難しく、あまり長生きできないことが多い。そうした中で例外として有名になった「フランクとルイ」は、動物看護師の飼い主マーティ・スティーブンズが大切に育てたヤヌス猫だった。
フランクとルイは1つの脳に、ほぼ別々の顔が2つあり、それぞれの鼻と口を持っていたが、機能していたのは片方の口だけだった。2014年12月に息を引き取るまで15年と87日間生きて、世界で最も長生きしたヤヌス猫としてギネス記録に認定された。
動物学者のシューカーは当時、ギネスにこうコメントしていた。「彼は15歳だった。ヤヌス猫としては驚異的な年齢で、過去の事例をはるかにしのぐ。これからもきっと抜かれることはないだろう。長く幸せな生涯を通してマーティが与え続けた愛情と献身の素晴らしい証だ」
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