<日本や台湾への経済的威圧を黙殺して中国に擦り寄るトランプ。彼を止めることができるのは、超党派で結束したアメリカ議会だけだ>

世界中がドナルド・トランプ米大統領の次なる外交爆弾に身構えるなか、アジアでは静かにアメリカの退場が始まっている。昨秋以来、いくら中国が日本と台湾に暴言・暴挙を繰り出してもトランプ政権は何も言わずに傍観し、対応を同盟国・地域に任せている。

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今や中国の習近平(シー・チンピン)国家主席はすっかりトランプを操っている。そしてアジア諸国は、長年にわたる大切な同盟相手を中国の意のままに見捨て、こそこそ逃げ出すアメリカの姿を目撃している。中国はアメリカの同盟相手を孤立させ、脅しているだけではない。その他のアジア諸国に対しても、アメリカの関与などは交渉次第、お値段次第だという現実を見せつけている。

こうなると、いくらトランプに擦り寄っても報われない。いい例が日本の高市早苗首相の場合だ。トランプとの初の対面首脳会談(昨年10月末)は文句なしの大成功だった。東京に迎えて意気投合し、造船や重要鉱物・レアアースなどの分野で協力を進めると発表した。

ところがそれから間もないうちに、トランプは高市を袖にした。

米政府内に中国を批判する者なし