日本はどこまで踏ん張れるか

思い起こせば中国は、習政権初期の2013年11月、一方的に「東シナ海防空識別区」を設定していた。それは明らかに、日本と係争中の領域について領有権を主張する試みだった。

当時はアメリカの国防長官と国務長官がそれぞれ、中国の発表と同じ日に非難声明を出した。2日後には米軍のB52爆撃機2機が中国当局への事前通知なしにその空域を飛行し、日本を支持する姿勢を目に見える形で明確に示した。

25年の秋はどうだったか。トランプ政権は何もしなかった。その代わり中国が、アメリカの沈黙をいいことに危険な挑発行為に乗り出した。例えば中国軍の戦闘機が公海の上空で、日本の自衛隊機に対してレーダー照射を行った。

それでもまだアメリカは動かなかった。だから中国側は日本への経済的威圧を強め、レアアースを含む軍民両用品目の対日輸出を禁止した。このまま事態がエスカレートしてもアメリカが動かなかった場合、日本はどこまで踏ん張れるだろうか。

台湾が発した「メッセージ」