だがブルックスには、大きな共感を呼ぶ作品を長年作ってきたという「保証」がある。それは映画作品を超えた、人間の記録とも言える。

ブルックスの作品は、「タイムカプセルを思わせる」とマッケイは語る。「感傷的にならずに、懐かしさを感じさせる。人間のすごく本質的な部分、混沌とした部分を捉えているからだと思う」

出世作となった『愛と追憶の日々』の話題になると、ブルックスはあの頃は「無垢」だったと言い、その後の作品ではそれが失われたと語る。

「無垢なのは1度きりだからね。当時はなにもかも怖くてビクビクしていたけれど、無垢であるのは素晴らしいことだ。何も分からないことが強みになる。何ものにも染まっていないんだから」

だが、無垢さが失われても、ブルックスの目標は40年前と変わらない。今も、人間の本質を成す複雑な要素を抱えたキャラクターを映し出すことを願っている。

「人々の記憶にずっと残るキャラクターを描きたい」とブルックスは言う。「物語はそのための手段にすぎない」

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