『エラ・マッケイ』のポスター
最新作『エラ・マッケイ』のポスター 20TH CENTURY STUDIOS

それは「ワクワクすると同時に、恐ろしいプロセスでもある」と、カーティスは言う。

「たいていの映画では、直感に従って演じてうまくいんだけど、ジムの場合、それでは不十分。むしろ直感を取り払って、そこからキャラクターを構築する作業が始まる」

過酷だがやりがいのあるプロセスであることには、マッケイも同意する。ブルックスは「とにかく全部試してみないと気が済まない」と、彼女は言う。

「君はそういうふうに15回演じたけど、あと12回やってみてくれ。何か違うものが出てくるかもしれないから、とか言ってね。すごく疲れるけど、同時にワクワクする作業でもある」

映画を超えた人間の記録

映画業界というものは、いかに名監督の作品でも、製作にゴーサインが出る保証はない。「今はデータの時代だからね」とブルックスは言う。

「(映画製作会社は)確実に儲かる感触を得られるかどうかで、製作の判断をする。嫌になるけど、それが彼らの仕事なんだ。その意味では、(『エラ・マッケイ』にゴーサインを出した)重役たちは、ちょっとすごいと思うよ」

ブルックスには「保証」がある