──日本が受け入れる外国人について国別の上限は設けられているのか。
全体としての国別上限はない。ただし、特定技能には上限がある。2020年までの受け入れ見込み数は82万人だが、まだ達していない。仮に近づけば在留資格が出なくなる可能性はあるが、実際には上限を引き上げると思う。
ただ、来るのは大変だ。日本の受け入れのハードルは高く、90年代から基本的に変わっていない。ハードルが下がったのではなく、越えられる人が増えているだけだ。
日本は(移民に対して)閉鎖的だという見方は、ハードルの高さを指している。一方で、なし崩しだという見方は、越えられる人が増えていることを指している。
経済的に見れば、日本に移民が増えるのは必然だ。資本や財の移動が自由化されるなかで、人の移動も同じように起きる。それなのに、なぜきちんと政策としてコントロールしないのか、マネジメントしないのか。その疑問は自然に出てくる。
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