──OECD(経済協力開発機構)による移民の定義で、永住型と一時滞在型の違いについて教えてほしい。
永住型は、滞在期間や更新回数に上限がないものだ。日本では、在留資格の6割超がこの永住型に該当する。一方、一時滞在型は期間や更新回数に上限がある。留学、企業内転勤、技能実習、一部の特定技能などがそうだ。特定技能でも、更新回数に上限がないもの(特定技能2号)は永住型に分類される。
日本語には短期滞在者を含む国際移民を包括的に指す言葉が長く存在せず、「外国人」という言葉でひとまとめにしてきたが、留学生も移民だ。諸外国では季節労働者が典型的な一時滞在型であり、ワーキングホリデーなどもこれに含まれる。
日本では、永住型の中で帰化して国籍を取得する割合(在留外国人総数に対する年間の帰化数)は、1%に満たない。日本が二重国籍を認めていないことや、永住資格があれば参政権を除いてほぼ日本国民と同じ扱いになることもあり、国際的にみても非常に低い水準だ。
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