<同質性の高い日本ならでは? 外国人を不安に感じる「体感治安」とは>

「体感治安」とは、犯罪認知件数とは違い、人々が感覚的・主観的に感じている治安のことだ。近年この体感治安に悪化の傾向が見られる。

在留外国人は2025年6月時点で約396万人。10年で約1.8倍増加した。だが警察庁の統計によると、外国人による犯罪件数はこの15年間は微減・微増を繰り返しており、来日外国人の増加に比例しているわけではない。

一方、民間シンクタンクNIRA総研による25年3月の意識調査では、「外国人が増えることに対して治安の悪化を懸念する」と答えた人は61%と半数以上に達した。

この乖離はなぜ生まれるのか。外国人と治安について、移民難民政策に詳しい国際基督教大学の橋本直子准教授に長岡義博・本誌編集長が聞いた。

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──そもそも、在留外国人の増加に対して不安を感じるのはなぜか。

日本人に限らず、見た目が異なり言葉が通じない他者に対して漠然と不安や警戒心が生まれるのは本能的な反応とも言える。特に島国の日本は鎖国を解いてから200年もたっておらず、同質性志向が強い社会でもあるため、より不安を感じやすいのかもしれない。

構成・深田莉映(本誌記者)

橋本直子准教授と本誌編集長の対談のフルバージョン動画を、ニューズウィーク日本版のYouTube(@newsweek_japan)で公開中です。

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【note限定公開記事】外国人が増えて治安は悪化したのか


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