つまり、人は、ものごとそれ自体の「新しさ」ではなく、すでに存在するものを再定義した「新しい視点」にワクワクします。
具体的には、突如として提示された新しい視点によって、「常識だと思っていたことが、実は違った!」と固定観念を壊されたとき、既存の常識とのギャップが大きければ大きいほど、快感を覚えます。
いいコンセプトは「常識」も変える
だから、必要なのは新しいモノではなく、「新しい視点」なのです。一から何か新しいモノを生み出したりすることは求められていません。
そうではなく、既存のものに対して、まず「視点を変える」ことで、まったく新しい常識と価値を生み出すのです。その「新しい視点」を伴ったコンセプトに、現実世界の変化がついてくるのです。この連鎖が、人生や社会を発展させる原動力になっています。
これまでの長い人間の歴史の中で、優れたコンセプトを持つものごとは、自然と「常識」となって残っていきました。
しかし、時代の流れとともに、優れたコンセプトの基準も変わっていきます。時代に合った新たな視点を持ったコンセプトは、社会の新たな常識として残り、そうでないものは淘汰されていきました。
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