「もうたくさんだ」とニールセンは語った。「米国大統領が『グリーンランドが必要だ』と言い、ベネズエラや軍事介入と同列に語るなら、それは単なる間違いではない。あまりにも無礼だ」

同日、デンマーク首相メッテ・フレデリクセンも「米国には、長年の同盟国と国民への脅迫を直ちにやめるよう強く求める」と発言した。

さらに6月5日、フレデリクセンはデンマーク放送協会(DR)に対し、「トランプがグリーンランドを欲しがっているという発言は、真剣に受け取るべきだ」とし、「米国がNATO加盟国を攻撃すれば、すべてが終わる」と述べた。

ベネズエラ作戦開始直後の1月3日には、ホワイトハウスの副首席補佐官スティーブン・ミラーの妻でMAGA運動の論客として知られるケイティ・ミラーが、グリーンランドに米国旗を重ねた画像を「SOON(まもなく)」の文字と共にSNSに投稿した。

米国駐在デンマーク大使イェスパー・メラー・ソーレンセンはこの投稿に対し、米国に対し「デンマークの領土を尊重するように」と訴えた。

【関連記事】
トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー主義」は現代の帝国主義
日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが「手紙配達」をやめた理由

ニューズウィーク日本版 戦争インフレ
2026年4月28号(4月21日発売)は「戦争インフレ」特集。

ホルムズ海峡封鎖でガソリン・日用品が高騰。世界経済への悪影響と「出口」を読み解く

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます