ヘグセスはこの報道を「フェイクニュース」と一蹴し、カリブ海での米軍の行動は「米国の国内法および国際人道法(武力紛争法)に準拠しており、すべての作戦は軍と民間の上級法務官による承認を得て実施されている」と主張している。
だが、元軍法務官や政府関係者、国際的な監視機関などからは、いわゆる「麻薬密輸船」に対する一連の攻撃作戦が国内法や国際法に違反している可能性があると懸念している。
ワシントン・ポストは11月下旬、米司法省が夏に作成した機密メモに「攻撃に関与した米兵は将来的に訴追されない」と記されていたと報じた。これが事実であれば、政府が事前に法的責任を免除した可能性を示唆している。
ホワイトハウスのコミュニケーションディレクター、スティーブン・チャンは「この記事には事実も裏付けも一切ない」とXで否定した。
トランプも11月30日に記者団に対し、「ヘグセスが(全員殺害の)命令を出したとは到底思えない」と述べ、「第2の攻撃は望んでいなかった。第1の攻撃は非常に致命的で、それで十分だった」と話した。
この攻撃は、ベネズエラ近海での米軍部隊増強と並行して進められており、世界最大の米空母ジェラルド・フォードを含む多くの艦船が派遣されている。
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