トゥスクはロシアの関与について明言を避けたが、ククワはポルスキエ・ラジオに対し、「ロシアはすでに戦争準備段階に入っており、ポーランド領土に対する潜在的な攻撃の条件を整えつつある」と述べた。

ククワは「いま起きているのは戦争そのものではなく、いわば『戦前』の状況──我々がハイブリッド戦争と呼ぶものだ」と語る。

また、米国の国防長官ピート・ヘグセスが、現在の国際情勢を第二次世界大戦前夜の1939年や冷戦ピーク時の1981年に例えたことについて、「非常に適切な比較だ」と評価した。

ESSECのコルソンは本誌に対し、今回の破壊行為はNATOの耐性を試すものだと語る。

また、鉄道、空港、港湾、物流拠点といったインフラに対する攻撃により、欧州の日常レベルにもウクライナ戦争の影響が波及していると指摘した。

一方、クラクフのヤギェウォ大学ヴォイチェフ・ミフニク助教授は、ククワの「戦前状況」という認識は正しいと認めつつ、それが必ずしも戦争に発展するとは限らないと話す。

ハイブリッドな脅威は、侵略に適した環境を作り出し、相手の対応力を試すものであり、必ずしも通常戦争へと発展するとは限らないとミフニクは説明する。

ロシアの「フェーズ0」作戦