中国の輸出企業は推定で約5000億ドルのドルを蓄えているとされ、こうした企業が人民元を買い始めれば、既に上昇基調にある元相場が一段と押し上げられる可能性があると、アナリストらはみている。

中国人民銀行(中央銀行)のデータによると、7月の非金融企業の外国為替(FX)預金残高は4317億ドル。FX決済と取引データに基づくバークレイズの推定では、中国企業のドル保有総額は約5000億ドルとなる。

 

こうした大規模なポジションが一部反転するだけでも市場が動く可能性がある。元はこの6週間の上昇で年初来の下落分が一掃、チャート上の抵抗線の1ドル=7.1元を突破した。こうした中、輸出企業が数千億ドル相当のドルを元に換える可能性が指摘されている。

一方、中国当局は元が急騰しないように水面下で動いているとされ、一部のアナリストは、中国資産のリターンが比較的低い中、多くの企業が元買いに転じることに懐疑的な見方を示している。

バークレイズのFXストラテジスト、レモン・チャン氏は「米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利下げに乗り出さない限り、中国企業はドルを保有し続けるだろう」と話した。



[ロイター]
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