イスラエルのカッツ外相は29日、トルコの北大西洋条約機構(NATO)からの除名を要求した。トルコのエルドアン大統領が28日、イスラエルに軍事介入すると警告したことに強く反発したためだ。
イスラエル外務省は「エルドアン氏がイスラエルに介入すると脅迫したことや彼の危険な言辞を踏まえ、カッツ外相は各外交官に対してNATOの全加盟国と速やかに連絡を取り、トルコ非難とNATOからの除名を求めるよう指示した」と述べた。
エルドアン氏はかねてから、パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルの戦闘行動を強く批判し、28日には「イスラエルがパレスチナに対してこうした愚かな行為ができなくなるよう、われわれは非常に強大でなければならない。われわれはナゴルノカラバフやリビアに介入したように、イスラエルにも同じことをするかもしれない」と発言した。
これに対してカッツ氏は「エルドアン氏はイラクの独裁者だったフセイン元大統領の轍を踏んで、イスラエルを攻撃すると脅している。そこで何が起きてどんな結末になったのか思い出す必要がある。トルコはイスラム組織ハマスやイエメンの武装組織フーシ派とともに親イラン枢軸のメンバーとなりつつある」と主張した。
[ロイター]

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます