抹茶の溶液は細菌の外膜を変化させ増殖を抑える

抹茶を含む茶は学名カメリア・シネンシスという植物で、古くから抗菌作用があるといわれてきた。今までの研究で、緑茶は大腸菌のような危険な細菌の増殖を抑制することが分かっている。Pg菌は緑茶の溶液にさらされると、口の中の細胞に付着することが少なくなることも判明している。

「この研究で、抹茶の溶液は細菌の外膜に形態学的・生理学的な変化を及ぼし、増殖を抑制することが分かった」と、中尾は言う。

だが中尾によれば、抹茶の溶液は口腔内に常在する9種の連鎖球菌の増殖は抑制しなかった。特に若い人の歯周炎に関係しているアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンスという細菌に、抹茶の溶液は効かなかった。

研究者らは今回の研究が、歯周病の予防と治療に抹茶をもっと活用するきっかけになることを期待している。

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