鳥類が精神に作用する物質を探し求める行動はほかにも

蟻浴のあとの快楽の状態は、カササギフエガラスなど他の鳥にも見られる。

鳥類が自然の中で精神に作用する物質を探し求めることが確認されたのは、今回が初めてではない。多くの種の鳥が発酵した果物を食べ、酔っぱらってよろめいたり止まり木から落ちたりしているのが目撃されている。

「緑色のインコが香りのする植物を羽にこすりつけるのと、酩酊したハトが木から落ちるのを同じように考えるのは、無理があるかもしれない。しかし、自然は進化的に有利な行動には報酬を与えるもので、多くの場合、動物の快楽中枢を利用していると見られる」とオルセンは述べている。

「快楽の追求というのは、動物の行動の重要な、しかし見過ごされがちな側面だ。ここに注目し、さらに研究を進める価値がある」

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