【コレステロールを無理に下げると免疫力も下がる】

一方で、コレステロールは体になくてはならない物質で、免疫細胞をつくる材料になるもの。

つまり、コレステロールを無理に下げると、免疫力が下がってしまうのです。

免疫力と関係が深い病気ががんです。人体は細胞分裂しながら、新しい細胞と入れ替わっています。その際、古い細胞の遺伝子がコピーされて、新しい細胞がつくられます。

このとき、ミスコピーが起こることがあります。

これは人体ではしょっちゅう起こっていることで、ミスコピーされた細胞は、免疫によって駆除されます。

しかし、免疫力が低下していると、免疫の監視の目をかいくぐってミスコピーした細胞が増殖を始めます。これが大きくなったものががんです。

前述したように、コレステロールは免疫細胞の材料ですから、これが少なくなると免疫力も低下します。

だから、がんで亡くなる人を少なくしたいのであれば、過剰なコレステロールの抑制は、ほとんど意味がありません。

いずれにしても、日本人の肥満はさして深刻な問題ではありません。それよりも、もっと肉を食べてコレステロールが減らないようにしたほうが、がん対策にはなるのです。

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※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら
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