北川さんが思い描くのは人間、動物、昆虫が食べられるエディブル・インスタントハウス。
この話を聞いて、北川さんが学生時代に和菓子の素材で模型を作っていたことを思い出し、「お菓子の家と同じ発想ですね」というと、北川さんはいたずらをたくらむ子どものような顔で笑った。
「お菓子の家っていう人もいれば、おかしな家っていう人もいるんですけどね」
誰も想像しなかった膨らませる家を生み出した北川さんは、「おかしなお菓子の家」の実現も信じて疑わない。
詳しいことは書けないが、アメリカの政府機関も、この男の創造力に注目している。北川さんはこれからも、世界の被災地を飛び回るのだろう。しかし、終着駅は決まっている。

――まだ、和菓子職人になりたいんですか?
「はい! あんな楽しい仕事、ないですから」
※当記事は「PRESIDENT Online」からの転載記事です。元記事はこちら。

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