共に民主党の李在明代表には不正・収賄疑惑が
尹と与党が直面している大きな問題は、有権者の信頼をいかにして取り戻すかだ。これは野党の民主党にも当てはまる。有権者は、国会の過半数を握る民主党が法案を強行採決し、また、政府案を否認していることに憤っている。尹政権の1年目に国会を通過した政府案は、144件中36件にすぎない。
尹の宿敵である民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に対しては、選挙不正や収賄などの疑惑をめぐって捜査が行われており、党は法的リスクから李を擁護するために結束を固めている。
こうした混沌の中で「改革新党」が発足したことは、韓国政治における新たなゼロサムゲームの始まりを示唆している。国民の力と民主党を離脱したグループが1つの旗の下に集まり、総選挙に向けて政局は混迷を深めている。
韓国の有権者は、将来を切り開き、立て直すために、4月の総選挙ではこれまで以上に批判的にならざるを得ないだろう。その結果が、27年の大統領選での国民の選択に影響を与えることは間違いない。
From thediplomat.com
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