「複雑な弾薬になるほど多くの不足が発生している」とグレッセルは付け加えた。そのうえで、防衛産業の生産能力について、「一部の国では増強されているが、していない国もある」と述べた。

EUの推計によると、ロシアは1日あたり2万発以上の砲弾をウクライナに撃ち込んでいる。ウクライナの砲弾発射数は、2023年夏の反転攻撃の期間で1日あたり8000発、直近の数週間では2000発にまで落ち込んでいる。ウクライナ軍で作戦の指揮を執るオレクサンドル・タルナフスキー司令官が12月に明かした数字だ。

EUは2023年3月、ウクライナに対し、合同調達契約と生産能力の増強を通じて、また既存の軍備を切り崩す形で、12カ月にわたって砲弾を供給すると誓約した。だがEUは、2023年内に100万発の砲弾を提供する約束に届かなかった。 (翻訳:ガリレオ)
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