──避難した人や残った同業者の間で、輪島塗を再生していこうという話は出ているのか。

今はまだそういう話ができる状態ではないんですけど、個人としてはもちろん何とかしたいとい気持ちはあります。現実問題として、輪島塗は震災と関係なく、もともとピンチだったんですよ。若手不足で、技術を継承する人が全くいない。輪島塗がここまで注目されるというのは、僕がこの業界に入って初めてです。こんなにSNSやメディアで輪島塗が注目されることは今までなかった。

今回のことで輪島塗を知って、もしかしたら輪島塗を勉強したり作りたいという若い人が出てくるかもしれない。これから輪島を復興するに当たって、若い人が住みたいと思うような街にしてほしいなと思います。

ゼロから作り出すのであれば、これまでと同じ街に復興するのではなく、若い人を取り込めるような街にしないと。今までの輪島の課題を改善できるような復興プランにしてほしいなと心から思います。

基地か経済かを争う時代はもう終わり? オール沖縄の崩壊と新世代の「普通の県知事」が切り拓く沖縄の未来
基地か経済かを争う時代はもう終わり? オール沖縄の崩壊と新世代の「普通の県知事」が切り拓く沖縄の未来
【関連記事】
ニューズウィーク日本版 創刊40周年 世界に映った日本の姿
2026年10月13日号(10月6日発売)は「創刊40周年 世界に映った日本の姿」特集。

復刻版の創刊号特集で読む日本の「これまで」と「これから」

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます