「ロシア戦車が素晴らしく見えるのは実戦で使われるまで」
ウクライナがブラッドレーの供与を受けてからまだ一年弱。ブラッドレーが初めて作戦で使用されたのは2023年の夏だ。アメリカはこれまでウクライナにブラッドレー歩兵戦闘車186両とブラッドレーの火力支援車両4両を供与している。ウクライナはこのうち100~120両を作戦で使用することができており、それ以外は訓練用や破壊された時の補充用にしている。
ロシア軍は、「プロリフ(突破)」の別名を持つT90M戦車を自賛してきた。T90MはT72のアップグレード版であり、米軍の主力戦車M1エイブラムスに対抗しうる戦車だと考えられている。ロシア国営のタス通信によれば、T90M戦車はT72よりも強力なエンジンを搭載し、砲塔が改良され、生存性が向上しており、夜間用のマルチチャンネル照準器も搭載されている。
軍事技術と防衛の専門家であるマイケル・ペックは2023年3月に本誌に対して、T90Mは「一見素晴らしいが、ロシア軍の戦車が素晴らしく見えるのは、いつも実戦で使われるまでだけだ」と述べている。
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます