<生命にかけがえのない水、その水がいまや希少資源の1つに。水資源を大切に使いながら、すべての人が洗濯を安心してできる生活環境を整える。そんな取り組みが世界の注目を集めている>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

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生活排水において洗濯に使う水の量は20%を占めるという。毎日の暮らしに不可欠な洗濯において、洗剤を使わないコインランドリー「wash+」が環境負荷を抑えるとともに、肌が弱い人も安心して利用できるサービス施設として広がりを見せている。

99.9%が水成分のアルカリイオン電解水を使ったコインラインドリー

降水量の多い日本にいると水資源は潤沢にあるように見えるかもしれないが、水資源の枯渇は世界的には喫緊の課題になっている。SDGsの6番目の目標に「安全な水とトイレを世界中に」とあるように、水資源は地球規模の課題の1つだ。

乾燥地域や水インフラの整備不足といった慢性的な原因もあるが、人口増加や気候変動、水質汚染などによって問題はさらに深刻化している。国連食糧農業機関(FAO)によると2025年までに全世界人口の3分の2が水不足に陥る可能性があるという。

こうした問題に、株式会社wash-plusは洗濯技術の革新という新たなアプローチで取り組んでいる。

同社は、99.9%が水成分からなるアルカリイオン電解水の使用により、業界初の洗剤を使わないコインランドリー「wash+」を2013年に実現した。

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アルカリイオン電解水は無色透明、洗剤と変わらない汚れ落とし効果を持ちながら、排水後は普通の水に戻る
環境問題が深刻なインドからも問い合わせが