信頼性の高い規格で企業のカーボンニュートラルの実現を支援

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グリーンウォッシュ(実態を伴わない見せかけの環境活動)への批判が高まる中で第三者機関の検証は重要性を増している

BSIが策定する規格の中で、企業のビジネス活動のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ全体としてゼロになっている状態)を実証するための基準となるのが「PAS 2060(2023年11月30日に発行されたISO 14068-1:2023のベースとなる公開仕様書) 」だ。PAS 2060では第三者機関としてBSIが企業のカーボンニュートラルの実現を検証している。

また、企業の製品がカーボンニュートラルに作られたものであることを認証するのが「カーボンニュートラルプロダクト Kitemark」である。

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カーボンニュートラルプロダクトKitemarkは、消費者がサステナビリティに配慮した商品を購入する「エシカル消費」における一つの目安となりそうだ

「『カーボンニュートラルプロダクトKitemark』は、BSIがその製品が脱炭素に配慮していることを高い品質基準に照らして評価していることを約束するもので、消費者や企業に対して安心感を与えます。2024年には、日本市場にリリースして製品に添付し、消費者がカーボンニュートラルなものを選択することに貢献できればと考えています」(多賀谷さん)

企業経営の観点からも、製品・サービスについて国際的な規格認証を得ることは、世界的なマーケティングの潮流になっている。グローバルビジネスを展開する上では、BSIやISOのサステナビリティに関する規格を得ることで、顧客・消費者の信認を得ていくことが、ますます重要になっていくに違いない。

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