<インフレ責任を問われていた経済相がまさかの首位に。大人気の極右ポピュリストに教皇までも介入(?)するアルゼンチンの大統領選挙はどうなるのか>

驚きの展開だ。10月22日のアルゼンチン大統領選では、年率130%以上ものインフレ率の責任を問われながらも、マッサ経済相が首位に。2位につけた極右のミレイ下院議員と、11月19日に行われる決選投票に進むことになった。

8月の予備選では、ミレイが予想外のトップだった。決選投票まで状況は流動的だと、政治アナリストは予想する。

今回の結果は、選挙戦終盤の出来事に左右されたとみられる。経済のドル化や中央銀行廃止を公約に掲げるミレイは予備選後、自国通貨ペソの価値は「クソ以下」などと発言。ペソがさらに急落した。

アルゼンチン出身の教皇フランシスコの異例の「政治的発言」も影響した可能性が高い。教皇は故国の公共テレビ局の番組で、名指しはしなかったものの「救世主気取りのピエロ」の危険性を警告した(アルゼンチン国民の3人に2人はカトリック教徒だ)。

国内メディアが評したように、有権者は今回「既知の悪者」のほうを選んだらしい。

From Foreign Policy Magazine

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