かつて欧州への玄関口だったリビアでは、17年にEUとイタリアがリビア沿岸警備隊(主に民兵から成る集団だ)への資金提供を開始して以来、移民収容施設でのレイプや奴隷制、拷問が取り沙汰された。チュニジアが主要な出発地になったのは、別の密航ルートが求められた結果だ。

非難にもかかわらず、移民流入に悩む欧州はアフリカの独裁的国家と手を組む道を探り続けている。現在、モロッコとの協定締結作業が進行中で、エジプトとも合意を結ぶ可能性が報じられている。

リスクは高くても、アフリカの人々は今後も密航を試み続ける。彼らの多くにとって、故国でのチャンスは限られているからだ。故国で早すぎる死を待つか、溺死覚悟でよりよい人生を目指すか......。インフラや治安、医療へのアクセスが得られない限り、彼らの究極の選択は終わらない。

From Foreign Policy Magazine

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