アメリカとの競争が加速する現状では、ホワイトカラーへの人気殺到は国家の経済的必須課題ともかみ合わない。
中国が技術的自立を実現するには、迅速な産業現代化が不可欠だ。アメリカが強力な産業政策に舵を切ったことを受けて、中国は先端製造業の育成を戦略の柱に据える決意をさらに固めている。
そのため、中国政府は専門学校への投資を拡大している。ハードウエア製造や先端機械の管理、自動化が進む製造ラインの監督を担う熟練労働者を養成するためだ。
だが、国家が介入するこの手の戦略は「底辺競争」を招き、サービス部門の活力をこれまで以上に奪う恐れがある。そうなれば、中国経済は今後も、人文科学や金融分野で価値あるはずの学士号を取得した若者に、十分な雇用を提供できないままだろう。
From thediplomat.com
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