欧州医療研究機関の研究者の調査によると、昨夏の記録的な暑さで域内の死者数が6万人を超えた可能性があるという。

学術誌「ネーチャー・メディシン」に掲載された調査報告によると、昨年5月末から9月初めにかけて欧州35カ国で6万1600人超が死亡したとされ、各国の対策が致命的に不十分であることが示された。

人口に対する死者数が最も多かったのは、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スペインの地中海諸国だった。

調査報告を共同でまとめたバルセロナの研究機関のホアン・バレステル教授は「地中海地域は砂漠化の影響を受けており、それによる干ばつで夏の熱波が増幅されている」と指摘した。

昨夏には欧州各地で激しい森林火災や干ばつが発生し、ポルトガルでは7月、2003年に記録した過去最高の47.3度に次ぐ47度を記録した。

熱波による死者はイタリアで1万8010人、スペインで1万1324人、ドイツで8173人だった。

[ロイター]
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