<ウクライナに対して経済・人道支援に限定してきた韓国。しかし、尹大統領の踏み込んだ発言に対して激怒し、北の核開発の協力をちらつかせている>

ウクライナで民間人への大規模攻撃が行われたり、戦争法の深刻な違反があった場合には、ウクライナへの武器供与を検討する──4月19日、韓国の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領がそう表明すると、ロシアからの威嚇が相次いだ。

ロシアの安全保障会議副議長を務めるメドベージェフ前大統領は、「われわれの敵」を支援する「新たな勢力」が登場したと語り、ロシアが北朝鮮に「最新」の武器を提供する可能性を示唆。

政府報道官も「非友好的」な発言だと反発し、「武器供与の開始は紛争へのある種の関与を意味する」と牽制した。

韓国は兵器輸出大国だが、ウクライナ紛争をめぐっては経済・人道支援に限定するなど慎重な姿勢を貫いてきた。その背景には、ロシアとの関係にひびが入れば、ロシアが北朝鮮の核兵器開発に手を貸す事態になりかねない、という懸念があった。

メドベージェフは提供する武器を具体的に明言しなかったが、韓国は今後、難しい舵取りを強いられそうだ。

「AIに使われるか、AIを従えるか」 一橋大学が問う、エージェント時代の「次世代エグゼクティブ」の条件
「AIに使われるか、AIを従えるか」 一橋大学が問う、エージェント時代の「次世代エグゼクティブ」の条件
【動画】北朝鮮を支援すると脅すメドベージェフ前大統領
【関連記事】