米南東部ケンタッキー州ルイビル中心街にある銀行で10日午前、銃撃事件が発生し、容疑者の男を含む5人が死亡した。ルイビル市警が発表した。そのほか9人が負傷し、病院に搬送された。

警察によると、容疑者は現場で死亡したが、自殺を図ったのか、警察に撃たれたのかは現時点では不明。

ルイビル市警察によると、銃撃事件を起こしたのはコナー・スタージョン(23)容疑者。2022年にオールドナショナル銀行に正社員として入社したという。

CNNは、容疑者は「AR━15」の半自動ライフルで武装していたと報じた。警察によると、容疑者は銃撃のもようをインターネットでライブ配信していた。

負傷者には警察官2人が含まれ、うち1人が重体という。重体となっているのは警察学校を卒業したばかりの26歳の警察官で、頭部を撃たれた。他の2人の負傷者も重体という。

人口62万5000人のルイビルではこの日、別の銃撃事件も発生。銀行で発生した銃撃事件に警察に通報があったのは午前8時半ごろだったが、CBSテレビ系列の地元WLKYニュースが警察の情報として報じたところによると、その数時間後にルイビル市内のコミュニティカレッジの外で銃撃事件が発生し、男性一人が死亡、女性一人が負傷した。

警察によると、この事件は最初の銃撃があった銀行から約3キロメートル離れたところにあるジェファーソン・コミュニティ・アンド・テクニカル・カレッジで発生。複数の容疑者が現場から逃走しているという。

銃撃事件のデータを収集する非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、米国では今年に入り146件の銃撃事件が発生している。

バイデン大統領はルイビルの事件を受け、銃器の安全な保管、全ての銃販売に対する身元調査、銃製造業者の免責事項の撤廃を義務付ける法案を議会が可決することを望むと改めて表明。「われわれの地域社会を守るために議会共和党が行動を起こす前に、あと何人の国民が死ななければならないのか」と述べた。

[ロイター]
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