<民間施設を含めると数万人規模が駐留している可能性があるとの指摘も。ウクライナの北側から侵攻する作戦か、それとも?>

多数のロシア兵がベラルーシに流入していることを示すと見られる、新たな衛星画像が公開された。ウクライナの東部と南部で反転攻勢に押されっぱなしのロシアだが、近いうちにベラルーシの支援を得て、北側からウクライナへの攻撃を強化するつもりなのか?

■【写真】ベラルーシ国内にロシア軍が野営地を設営...RFE/RLが公開した衛星画像

米政府が資金提供するメディア「自由欧州放送(RFE/RL)」のベラルーシ版は11月8日の報道の中で、10月31日に民間衛星会社「プラネット・ラボ」が撮影した衛星画像を取り上げ、ロシアが過去1カ月間でベラルーシの3つの訓練場に300超のテントを設置したと報じた。

報道によれば、ベラルーシ西部のアブズ・リャスノウスキに、地上部隊の訓練のために190のテントが設置された。このほかベラルーシ中部のレピシチャには35のテントが設置されて砲兵隊が訓練を行っており、首都ミンスク郊外のラスビダには空軍部隊の訓練用に80のセントが設置されている。

これら3カ所のうちアブズ・リャスノウスキが最も南にあり、ウクライナとの国境地帯から北に約160キロメートルのところに位置しているという。

ベラルーシは「地域協力」の一環としてロシア兵を受け入れ

RFE/RLは衛星画像を基に、トラックや榴弾砲をはじめとする数百の軍事物資も、これらの基地に到着していると報じた。テントの多くは12メートル×7メートルの大きさらしく、ある軍事アナリストがRFE/RLに語ったところによれば、最大で25人の兵士を収容できるとみられる。これはつまり3つの訓練場に、約7500人のロシア兵が駐留している可能性を意味している。

ロシア政府は、具体的に何人のロシア兵をベラルーシに配備するのか、その目的が何なのかを明らかにしていないが、ベラルーシ国防省は、国境防衛に伴う「地域協力」の一環として、国内に9000人弱のロシア兵を駐留させると表明している。

RFE/RLは、新設されたキャンプに駐留していると推定される7500人に加えて、既存の施設にもさらに多くのロシア兵が駐留しているのかどうかは不明だと報じたが、ウクライナ軍の諜報機関は9月に、ベラルーシが2万人のロシア兵を民間の施設に駐留させる準備をしていると主張していた。

ベラルーシが戦争に参加する可能性は?