4. 「次期指導者」の登用はあるか
先述のとおり前回の第19回党大会は、22年に指導部のトップ2を引き継ぐ可能性のある「次期指導者」を指名しなかった。習と李克強は07年に、若手からは2人だけ政治局常務委員に昇格した。新人として1期5年、トップとして2期の計15年、在任できることになり、明確な後継者として周知された。
今回、年齢的に第21回党大会で習の後を継ぐことになる「次期」指導者が指名されるだろうか。それとも習の「終身指導者」のシナリオが着実に進むのか。17年以降、政治局常務委員会には(比較的)若い血が入っておらず、次世代のリーダーの成長は既に阻まれている。
5. 女性政治局員の登用はあるか
政治局常務委員には過去1人も女性が選ばれたことはなく、今回もそれは変わらないだろう。基本的に政治局委員から選ばれるが、第19期政治局の女性委員は孫春蘭(スン・チュンラン)副首相だけで、今年72歳の彼女は引退すると予想されている。
従って、27年に女性の常務委員が誕生するかどうかは、政治局委員に女性が何人、選ばれるかによる。第18期政治局には孫春蘭と、やはり副首相を務めた劉延東(リウ・イェントン)の2人がいたが、第19期は孫しか残らなかった。第20期はゼロになる可能性もあり、中国で女性の権利がいっそう侵害される恐れがある。
©2022 The Diplomat
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