<グリーンランドは単なる「装飾品」? マスクも思わず皮肉った、トランプにとって「ピース」の意味とは...>

物腰の柔らかい銀行家のスピーチが話題になることはめったにない。だがカナダ銀行とイングランド銀行の総裁を歴任したカーニー現カナダ首相が、カナダのような中堅国の団結を呼びかけた演説は、まさにその例外だった。

カーニーは世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、かつての「自由世界のリーダーである隣国」アメリカを真っ向から非難した。

「私たちは別の道を歩み出した。地球規模の問題解決のため、共通の価値観と利害に基づき、課題に応じてさまざまな連合を組み替えることを追求している」

「北極圏の主権に関しては、グリーンランドとデンマークを固く支持し、グリーンランドの将来を決定する固有の権利を全面的に支持する」

「(集団的自衛権の行使を定めた)NATO条約第5条に対する私たちのコミットメントは揺るぎない。同盟の北方と西方の防衛をさらに強化するため、(他の)NATO加盟国と協力している」

さらにカーニーは、アメリカの覇権時代は終わったと宣言した上で、貪欲な超大国の露骨な力の行使に対抗することを他国に幅広く要請した。

「所有権」が重要な訳
【関連記事】