政権与党の座を維持しようとする自民党の「性」

低所得者支援のニュアンスが強く、リベラル政党である立憲民主党が強く導入を主張してきた給付付き税額控除が、高市政権になって急に前に進み始めているのはまさにその典型といえるだろう。

利用できるものは何でも利用し、政権与党の座を維持しようとするのは自民党が持つある種の性ともいえる。少数与党に転落した現在もその力学が働いていると見なすことが可能だ。

今回の予算案が大きな変更なく国会を通り、6月にも取りまとめが予想される経済対策の規模がそれほど大きくなかった場合、高市積極財政は事実上、消滅することになるかもしれない。

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