国際刑事裁判所(ICC)の検察官は2日、ウクライナで戦争犯罪が行われた疑いについて直ちに捜査を開始すると明らかにした。前例のない数のICC加盟国から要請があったという。

カリム・カーン検察官はツイッターで「39カ国からの要請を受け、ウクライナで正式に捜査を開始する」と述べた。

ウクライナ領土で行われた戦争犯罪、人道に対する罪、集団殺害に関する過去および現在の全ての容疑について、証拠収集を開始するという。

ロシアによる2014年3月のクリミア併合やウクライナ東部における政府軍と親ロシア派の戦闘を受け、ウクライナは自国領土での13年末以降の戦争犯罪と人道に対する罪についてICCの管轄権を受け入れている。

ロシアはICC非加盟で管轄権を受け入れていないが、ICCは加害者の国籍にかかわらずウクライナ領で起きた戦争犯罪と人道に対する罪を捜査できる。

[ロイター]
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