他にもこの本には、HSPの性質を生かしたキャリア構築術からパートナーの選び方、クリエイティブな職業に就く際の留意点までヒントが満載で、自身の敏感さに悩んできた人々にとって心強い後押しになりそうだ。

ただし、HSPが自分らしく生きるためには、もう1つ欠かせない条件がある。それは周囲の人からの理解。

家族や友人、同僚など身近な誰かが自分と異なる敏感さを抱えていると、私たちはつい、あれこれ助言(という名の批判)をしたくなるものだが、ワードは次のように指摘する。


愛する誰かを助けるために何かしてあげたいという思いは自然な本能ですが、最も愛に満ちた行為とは、相手を理解し、ありのままの姿を受け入れてあげることではないでしょうか。(16ページ)

日本でも最近、HSPという言葉が急速に認知されつつあり、身近な人がHSPかも、と思い当たる人もいるかもしれない。

でも、安易に分かったつもりになるのは禁物。『敏感すぎるあなたが生きやすくなるヒント』は、大切な人の特性を正しく理解してサポートしたいと願っている人にとっても有益な1冊となるはずだ。


敏感すぎるあなたが生きやすくなるヒント

 デボラ・ワード 著

 井口景子 訳

 CCCメディアハウス

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