台湾外交部(外務省)は20日、中国の「フーリガン」外交官を恐れることなく、世界各地で双十節(建国記念日)を祝い続けていくと表明した。今月、フィジーで台湾代表部が実施した双十節の祝賀行事に複数の中国大使館員が入ろうとして暴力沙汰になった。

フィジーでの件について、台湾側は、ホテルで開かれた祝賀行事に誰が出席しているか確認するため中国大使館員が写真を撮ろうとしていたと指摘。口論となり台湾、中国双方の要員に負傷者が出たという。

台湾外交部の報道官は台北で、台湾は「平和を愛する国」であり、10日の双十節のための世界各地の行事に人々を招待したとし「今後も双十節の行事を開催していく。これは変わりない」と述べた。

報道官は、中国は好きなだけうそを拡散する可能性があるが、台湾はあまり関心を払うべきでないとし「今年は108の代表部がさまざまな形で双十節の行事を行い、台湾の誕生日を祝うために世界を招待した」と述べた。

蔡英文総統は、中国側が野蛮な行為をしたと指摘し、世界は中国が何をし得るのか見る必要があると述べた。

[ロイター]
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