<トランプ陣営の事前予想100万人が大はずれで会場はガラガラ。選挙集会を必ず満員にしたトランプの力は過去のものか>

動画投稿アプリ「TikTok」の動画で、マカレナというダンスを踊る若者たち。彼らはオクラホマ州タルサで6月20日に行われたドナルド・トランプ大統領の選挙集会の妨害に成功した、と主張している。

その主張が本当かどうかはまだわからない。だが、20日にタルサのオクラホマ銀行センターアリーナで行われた集会の空席だらけの映像を見れば、2016年の選挙で見せたトランプの強さはもはや失われたのではないかという疑問がわくだろう。前回の選挙ではトランプは、選挙集会を常に満員にすることができたし、インターネットでもターゲットにした支持者を引き付けることができた。

フォーブスによれば、今回の集会の参加者は約6200人で、会場の最大収容人数の約3分の1だった。トランプの選挙陣営は集会直前、百万件のチケット申し込みがあったと発表し、会場に入りきれなかった人のための会場まで確保していたのに。

出席者が少なかったのは、入場券を申し込んで出席しないという独自のボイコット運動を展開したティーンエイジャーたちのせいかもしれない。

この運動は、ソーシャルメディアに投稿された動画を介して口コミで広がった。動画には、拡大した入場券の写真を背景に、マカレナを踊る若者たちの姿が映っている。

「手に入れたトランプ集会のチケットの前でマカレナを踊ろう。この席は空席間違いなし」などと、説明がついている。


上の階はガラガラ。中に入れなかった人のための会場も用意したのに。

Kポップ・ファンも同調

ニューヨークタイムズによれば、TikTokのムーブメントだけでなく、Kポップ・ファンもボイコットを行っていた。

最近のフォックスニュースの有権者を対象とした世論調査によれば、トランプは事実上の民主党大統領候補ジョー・バイデンに支持率で12%ポイント引き離されている。

タルサの選挙集会の出席者数が見込みより大幅に少なかったのは、TikTokのユーザーとKポップ・ファンのボイコットのせいもあったのではないかという質問に対し、トランプ陣営のブラッド・パースケール選挙対策本部長は21日に本誌に答えた。

「左翼とインターネット荒らしの連中はそう言って喜んでいるが、彼らは何もわかっていない」

「参加登録があれば、携帯電話の番号が本物かどうか確認する。架空の番号ならすぐに除外だ。偽の申し込みは、最初から予測に含まれていない」

<参考記事>Kポップファンは正義の味方? 差別的なハッシュタグを大量のファンカムで乗っ取り「浄化」

<参考記事>全米抗議デモでトランプが「宣戦布告」した極左集団アンティファの脅威は本当か

有権者の懸念は常に二の次