免疫力を高めるためにも強度調整が容易な方法が最適

いま挙げたようなトレーニングでは、物足りないと感じる人もいるかもしれない。

『プリズナートレーニング』には他にプッシュアップ(腕立て伏せ)、スクワット、プルアップ(懸垂)と、計6つのエクササイズが収録されている。それぞれのエクササイズでステップを上げていけば負荷は上がり、よりハードなトレーニングが実践できるようにはなっている。

だがウェイドによれば、自重トレーニングにおいて重要なのは、過度に負荷を上げることや毎日何時間もトレーニングすることではなく、適切な筋群を一緒に鍛えたり、トレーニングにかける時間を制御するといった「戦略」を立てることだという。

「私は自重トレーニングに取り組むアスリートに対して、通常は、まずウォーミングアップを行い、余力が残る程度で2~3セット、とアドバイスしている。これがほとんどの人に適した方法だ」

また、免疫力を高めるためにも、筋力トレーニングは疲弊しない中程度の強度でやる必要がある。過度のトレーニングはむしろ免疫力を下げる恐れがあるからだ。

そういった点においても、強度の調整が容易なこのトレーニング法は非常に優れたものだと言えるだろう。

ステップごとにトレーニングゴールも細かく設定されており、もしもきつければ以前のステップへ戻ってトレーニングすればいい。つまり、疲弊して免疫力を弱めることはない。

実際、毎日の定期的なトレーニングはフィジカルだけでなく、ストレスや不安の解消にも役立つはずだ。

毎日少しずつ進歩していく習慣をつくる。その達成感が今後の自粛生活の励みにもなるかもしれない。

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プリズナートレーニング

 ――圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』

 ポール・ウェイド 著

 山田雅久 訳

 CCCメディアハウス

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