正午のドルは前日NY市場終盤から下落した103円前半。トランプ米大統領の演説に市場が期待したような大規模経済対策の詳細が盛り込まれなかった一方、欧州発の渡航者の入国を制限すると発表したことで、リスクオフムードが一段と強まった。

米株先物がアジア時間の取引で5%近く下落、日経平均の下げ幅が一時1000円を超える中、外為市場では円が全面高。豪ドルは67円後半から前半まで売られた。米国の渡航制限措置が「サプライズだった」(外銀)という。

市場では「ドルは9日安値の101.18円で底打ちした可能性がまだ残っているが、102円半ばから前半で下げ止まらないと、再び崩れる公算が高まる」(トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏)との声が出ていた。

[東京 12日 ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・一斉休校でわかった日本人のレベルの低さ
・豪でトイレットペーパーめぐって乱闘 英・独のスーパーは個数制限で買い占め防止
・スペイン、首都マドリードで新型コロナウイルス患者急増 保健当局「医療対応に限界」


20200317issue_cover150.jpg
2020年3月17日号(3月10日発売)は「感染症 vs 人類」特集。ペスト、スペイン風邪、エボラ出血熱......。「見えない敵」との戦いの歴史に学ぶ新型コロナウイルスへの対処法。世界は、日本は、いま何をすべきか。
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます