[シンガポール 27日 ロイター] - JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル債券部門責任者、ボブ・マイケル氏は27日、債券市場の利回りは「数十年に一度の水準」にあり、今が買い時だと述べた。米国では今後1年間で最大8%のリターンが期待できるという。

債券市場は、9月と10月に特に先進国の国債が売り込まれた後、持ち直している。

マイケル氏はシンガポールで記者団に対し「フェデラルファンド(FF)金利と米国債の利回り曲線は、いずれも(4.5%前後に)収れんすると予想している」とした上で、「一般的に利上げサイクルの終わりには利回り曲線が平たんになる。従って、利回りには現行水準から動く余地が十分にある」と語った。

利息収入と債券価格の上昇により、米国市場では今後12カ月間で7─8%のリターンが見込めるとした。

米10年国債利回りは27日、4.99%前後で推移。過去数週間の大半は5%を上回る水準で推移した。

投資家は、米連邦準備理事会(FRB)が28日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で、FF金利の誘導目標レンジを3.75─4%に据え置くと予想している。

マイケル氏は「至る所で高い利回りが得られる」と指摘。「数週間前、米国債の利回り曲線が初めて5%を上回った際、われわれにとって買いのシグナルとなったのは、米国の実質利回りが3%に達したことだった。前回この水準を見たのは2002年だ。約25年ぶりの水準であり、買いの好機だ」と述べた。

有望な投資先として、日本やオーストラリアの債券、投資適格社債、新興国の国債などを挙げた。

一方、発生確率は低いものの影響が大きい「テールリスク」については、インフレ抑制のためにFRBが政策金利を4.5%より大幅に高い水準まで引き上げる必要に迫られることだと述べた。

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