[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局が27日発表したデータによると、9月の工業部門企業利益は前年同月比14.4%増加し、8月の4.2%増から加速した。ただ、経済の二極化が深まり、企業収益を引き続き圧迫している。

1─9月は15.5%増で、伸び率は1─8月の15.7%とほぼ変わらなかった。

業種間の格差は依然として顕著だった。コンピューター・通信・その他電子機器製造業の利益は1─9月に103.8%急増したのに対し、家具製造業は51.3%減と最も振るわない業種の一つとなり、中国経済の不均衡を浮き彫りにした。

また、貿易黒字の拡大で欧州など貿易相手国・地域との摩擦が強まる中、輸出型企業は不確実性の増大に備えており、利益成長の持続性に影を落としている。

ただ、中信銀行国際の中国担当チーフエコノミスト、ディン・メン氏は、人工知能(AI)関連産業の急成長を理由に、先行きに楽観的な見方を示した。

「AIのサプライチェーン(供給網)の発展が生み出す国内外の需要が、工業部門利益を支える重要な力になっていることを示している」とし、「世界的なAI投資ブームが大きく反転しない限り、工業部門利益は引き続き速いペースで伸びると見込まれる」と語った。

国家統計局の担当者ユー・ウェイニン氏は、中国は引き続きマクロ経済政策を活用して成長を支え、内需拡大と供給の最適化を図ると述べ、従来の成長のけん引役を新たなものに置き換える取り組みを強調した。

工業部門企業利益の集計対象は、主要業務からの年間売上高が2000万元(300万ドル)以上の企業。

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