[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州自動車最大手のフォルクスワーゲン(VW)株が21日序盤の取引で前週末に続き下落。高級スポーツカー部門ポルシェでの60億ユーロ(68億8000万ドル)ののれん代減損を含む業績予想下方修正を嫌気した。
0713GMT(日本時間午後4時13分)時点で、VW株は2%安。ポルシェ株も2.8%下落した。18日に同じく見通しを下方修正したVWの筆頭株主ポルシェSEも3.5%安となっている。
VWは18日、中国市場の低迷や退職引当金の増加、ポルシェの深刻な状況を理由に、2026年の利益率見通しを従来の4─5.5%から最大1%に引き下げた。
大きく依存していた中国、米国両市場の急激な変化が圧迫。中国市場で24年に首位の座を失った。
アーノ・アントリッツ最高財務責任者(CFO)はロイターが確認した社内メモで、世界最大の自動車市場である中国市場が20%縮小していること、アジア勢が欧州市場で攻勢を強めていること、利益率の低い電気自動車(EV)の販売が増えていることに言及し、「時間を失う余裕はない」と述べた。
さらに19日、VWの大規模再建計画には、ポルシェでさらに4000人超削減する案が含まれていると独経済紙ハンデルスブラットが報じた。
ハンデルスブラットによると、VW監査役会が最近合意した、独自動車グループとして過去最大規模の再編に関する文書では、ポルシェで「約4100人」の人員削減を提案している。約7億ユーロ(8億380万ドル)の間接費不足の解消を目指すという。