Lisa Baertlein
[ロサンゼルス 17日 ロイター] - 中東紛争の激化で燃料費が高騰する中、上海─ニューヨーク間の契約外海上コンテナ運賃はすでにコロナ禍の水準に達しており、過去最高値を更新する可能性がある。
国際物流市場分析会社ゼネタの運賃情報プラットフォームのデータによると、同航路のスポット運賃は40フィートコンテナ1個あたり1万0948ドルに達し、2月28日に米・イスラエル対イランの戦闘が始まって以来、4倍以上に跳ね上がっている。
2022年1月に記録した過去最高値の1万1900ドルに迫っている。
上海─ニューヨーク航路は、MSC、マースク、COSCO、CMA CGMといった世界のコンテナ船会社にとって、最も利用頻度が高く、収益性の高い航路の一つである。
中東紛争の拡大を受け、多くのコンテナ船で使用される超低硫黄燃料油の国際価格が押し上げられた。
海運燃料価格情報提供会社シップ・アンド・バンカーによると、17日の価格は1トン=901.50ドルに達し、2月27日の543.50ドルから上昇したものの、3月20日につけた最高値1053ドルにはまだ及ばない。コンテナ船の船主は、追加料金やその他の価格設定手段を通じて、こうしたコスト上昇分を回収している。
ゼネタのチーフアナリスト、ピーター・サンド氏は、上海─ニューヨーク間のコンテナスポット運賃について、「船舶燃料価格の上昇に伴い燃料サーチャージも上昇しているため、コロナ禍のピークを上回る可能性も否定できない」と述べ、今月中に最高値が更新される可能性が高いとした。
これは、ウォルマートやアマゾン・ドット・コムをはじめとする荷主が、10月初旬の法定休日による工場休業に先立ち、中国からの商品出荷を急ぐことで輸送量の急増が引き起こされるためだという。