[ハノイ 18日 ロイター] - 今週、ベトナム株に対する海外投資家の関心が再び強まり、1兆4200億ドン(5463万ドル)の買い越しとなっている。これは、指数算出会社FTSEラッセルが週明け21日にベトナムを「二次新興市場」に格上げすることを受けたもので、資金流入の拡大が見込まれている。

FTSEは以前、この格上げにより、インデックスファンドなど指数に連動するパッシブ運用資金約15億ドルを含め、60億ドルに上る資金がベトナム株式市場に流入すると推計していた。

FTSEグローバル株式指数へのベトナム株の組み入れは2027年にかけて4段階に分けて実施される。証券会社SSIリサーチは、FTSE指数に連動するパッシブ型ファンドが18日に第1弾として約2億4000万ドル相当のベトナム株を購入すると試算している。

FTSEは8月、FTSEグローバル株式指数「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に組み入れるベトナム株27銘柄を発表した。これには、鉄鋼メーカーのホアファットや複合企業のビングループといった大手企業が含まれている。

SSIリサーチは、FTSE指数に連動する上場投資信託(ETF)による第1弾の資金流入が最も大きくなるのは、民間銀行のVPバンク、不動産開発会社のビンホームズ、FPT、ホアファットになると予測している。

格上げに対する楽観的な見方にもかかわらず、LSEGのデータによると、ベトナムの主要株価指数であるVN指数は今年に入ってわずか約1.4%の上昇にとどまっており、タイの約24%やシンガポールの21%の上昇率に遅れをとっている。

外国人保有制限や、一部の企業における浮動株数の制約など、依然として懸念材料は残っている。

投資家らは、早ければ27年にも導入が見込まれる中央清算機関(CCP)による清算メカニズムの導入が、ベトナムがMSCIの市場アクセス要件を満たすことに一歩近づく助けになると述べている。

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